会長所信

2021年度両毛地域青年会議所協議会 会長所信

第51代会長 本田 敦久

【はじめに】

わたしたちが根差す地域には、これまで多くの「未来への可能性と挑戦」があった。過去の先人たちは、失敗を恐れずに地域の未来を創り出してきたはずである。しかしながら、国内は驚異的な経済成長を遂げた成長期から、「失われた20年」とも称された低成長期に入ることとなる。一方で、社会の変化とテクノロジーの指数関数的な成長もあり、現在は10年先の未来を想像することも困難である。さらには、「疫病」と「恐慌」、「想像を超える自然災害」という、普通ならどれも人生で体験しないようなことが起こっている。いまのわたしたちには、地域の未来の明確なVISIONが創造できるのであろうか。

このような危機に立ち向かうには政府による大規模な財政支出、財政政策や国民全体の大きな思考転換といったマクロな手段が挙げられる。一方で、わたしたち青年たちができうることは何だろうか。それは、如何にして地域で「いま」できることを見出せるか。転換(ピボット)のチャンスを捉えられるかである。

1971年に両毛地区青年会議所懇談会として誕生して以来、時代に合わせた運動体として地歩を築いてきた両毛地域青年会議所協議会。6色の集合知と情熱を形成することで、「いま」にしかできない両毛地域の「強靭なつながり」と「新しい価値」を構築し、両毛地域の新しい可能性を見出し、未来への挑戦を続けるべきである。

【6色の集合知を形成し、「強靭なつながり」と未来を創造する。】

責任感と情熱をもった青年有志による青年会議所(JC)は、「修練」「奉仕」「友情」の三つの信条のもと、より良い社会づくりをめざし、ボランティアや行政改革等の社会的課題に積極的に取り組んできた。JCしかない時代から、JCもある時代となった現在、さらには地域の未来を創造することが困難な状況下において、わたしたちには「いま」できることが見出せるのだろうか。ひとりの力には限界がある。ひとりでは成し遂げられないこともある。そのような中で、いろいろな人に出会い、話をきいて思考・判断する行為は「集合知をいかに引き出せるか」ということにつながる。両毛地域青年会議所協議会は6つの青年会議所から構成され、200名を超えるメンバーが所属している。「6つの色」という強みを活かし、コミュニケーション、協働できる力を再構築し、ひとりでは成し遂げられない集合知を見出し、6色の「強靭なつながり」をつくるべきである。両毛地域青年会議所だからこそできうる、どのような時代であってもしなやかで、ぶれないスタンスの強いつながりが構築されることで、両毛地域の未来が創造される。

【地域の可能性を見出し、両毛地域の「新しい価値」と未来を創造する。】

両毛は2県を跨ぐ地域であり、各地において文化、学術、産業、伝統、歴史が築かれてきた。そして、これらの多くの価値が現代まで見出され、地域の発展につながっている。わたしたちは当然ながら、未来のためにも両毛圏を常に見つめなおし、地域の価値というものを伝承していかなければならない。一方で、今の時代を生き抜くためには常に疑問を持たなければならない。わたしたちは事業を行うことだけが目的ではない。時代時代の課題を捉え、共有し、それに沿った解決策を模索することが必要であり、今の時代であるからこそ地域に必要となる「新しい価値」をまずは批判的思考から深く考えなければならない。わたしたちの将来をより良くしたいという変化をもたらす力が、「新しい価値」の創造につながる。従来の形態に拘るべきではない。そして、従来の日本典型のオプトイン思考からオプトアウト思考への転換が必要である。自身の可能性、6つのLOMと地域の可能性、そして両毛地域青年会議所協議会の可能性から未来が見出せるはずである。そのような情熱と過程が両毛圏を再度見つめなおす機会につながり、セレンディピティから両毛地域の更なる成長、ブランディングといった「新しい価値」が醸成され、両毛地域の未来が創造される。

【おわりに】

誰もが幸せに生きたいはずである。そのためには、何事にも深く熱中し、時も忘れて物事に没頭する。そして、他者に貢献し、世の中に対しても役立っているという充実感を感じ取ること。そして、仲間と共同で何かに取り組むべきである。これが一時的な現象ではなく、ニューノーマル(新常態)となれば両毛地域の新しい可能性が見出されるはずである。

わたしたちが根ざす両毛地域のあり方は10年後、20年後にはどのような姿になっているのであろうか。私は、これからの未来の軌跡とともに地歩を刻んでいきたい。そして、幸福に生きたい。私に関わる全ての人々が幸福に生きて欲しい。そのためには地域のつながり、および新しい価値、そして「幸福感」をさらに高めていく必要があり、今後も更なる成長、研鑽を目指していかなければならない。己を信じ、仲間を信じ、わたしたちと地域は共に幸福に生きよう。そして、今こそ誇り高き地域をめざし、未来への可能性への挑戦をつづけ、両毛新時代を創造しよう。

 

≪基本理念≫

地域の未来への可能性に挑戦し、両毛新時代を創造する。

≪事業計画≫

1 6色の集合知を形成し、「強靭なつながり」と未来を創造する。

2 地域の可能性を見出し、両毛地域の「新しい価値」と未来を創造する。

3 両毛地域青年会議所協議会の歴史と新しい可能性を伝える全体会議

4 両毛新時代を創造する機会の構築。

 

 

 

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