会長所信

 

2024年度 両毛地域青年会議所協議会 会長所信

第54代会長 谷田川 明弘

【はじめに】

両毛地域青年会議所協議会(以下、両毛6JC)は、1971年に両毛地域青年会議所懇談会として誕生して以来、1年1年歴史を積み重ねて50年以上も運動を続けてまいりました。両毛6JCは各LOM同士の物理的な距離が近いのはもちろん、経済面や生活面での交流が盛んなことから心理的な距離も非常に近い関係性です。だからこそ多くのメンバーから愛されて今日までの歩みがあります。

近年では、両毛6JC所属LOMにおいて会員の減少傾向が続いています。これは青年会議所にとっての魅力のひとつである、多様な人と接して自己成長をする機会が減少していることを意味します。そんな中でも個性豊かな会員が数多く所属している両毛6JCは、一番身近な出向先として成長と交流の機会を提供することができると考えます。

 

【地域を牽引する人材へ…】

青年会議所は、社会により良い変化を起こすため、様々な課題の解決を常に求められます。我々が取り組むべき地域の課題は多く、何について取り組むべきか。どのような手法を取るべきか。など、判断することも数多くあります。そのための意志決定時に、狭い範囲で物事を考えていて良い判断ができるでしょうか。やはりそれには限界があります。日頃から住まう地域や性別、職業など、違った考えや価値観に触れて自分の中に蓄積しておくことは、新たな発想や柔軟な考えに繋がります。両毛6JCには200人以上の多様な人材がおり、その中で磨かれることはJAYCEEとして、青年経済人として一回りも二回りも大きくなることができるはずです。その成長が両毛地域を動かす原動力になると、私は確信しております。

 

【両毛6JCをひとつに…】

隣のLOM同士であっても、会の運営ルールから始まり懇親会でのマナーなど、違いに驚いたことはありませんか。同じ“青年会議所”のはずなのにそれぞれが独自に進化して違った形になっていることを、私は出向の経験や両毛6JCの事業へ参加することで知ることができました。JCという共通言語がある私たちは交流のハードルが非常に低く、LOMの枠組みを超えた交流は、メンバーにとって多くの刺激を得ることができます。そして各地LOMに友人ができると、次にまた両毛の事業で会うのが楽しみになりますし、そういった気持ちの積み重ねが一体感を生み出していくと考えます。多くのメンバーにそれが波及して強い繋がりとなり、まるで両毛6JCが一つのLOMであるかのように自然と人が集まってくる組織となるでしょう。

 

【結びに】

私は参加をするたびに仲間が増えていく、両毛 6JC の力を常に体験してきました。普段活動する地域の垣根を超え、そこで出会う新たな仲間は本当に貴重な存在であり、生涯付き合えるような友人も多く出来ました。メンバーの皆様においても両毛 6JC の一員であることに誇りを持ち、他の人を誘って参加したくなるような運動を行っていきたいと考えます。

そして、これまで先輩諸兄姉の紡いできた50年以上の歴史に恥じぬよう、そして皆様にとって実りのある一年となるよう、旗振り役として邁進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

 

≪基本理念≫

両毛6JCの可能性を発揮し、更なる飛躍へ

≪事業計画≫

  1. メンバーの成長に繋がる研修事業の実施(合同例会)
  2. メンバー間の親睦を図り、両毛6JCに一体感を生む交流事業の実施
  3. 両毛6JCの担いを共有する全体会議の実施
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