会長所信

2017年度両毛地域青年会議所協議会 会長所信

第47代会長 小森 雅之

両毛地域は、一つの生活圏として古くから人々が集い、栄えてきました。関東平野の北端に位置するこの地域には、多くの人や経済が集中し、今なお、政令指定都市と変わらぬ人口規模や経済力を有しています。更に両毛地域には、大都市にはない豊かな自然と歴史情緒があふれ、文化と伝統が脈々と受け継がれています。多くの人が交わり、形成されてきた独自の生活圏だからこそ人々は魅力を感じ、この地域を愛してきました。
私達は、この両毛地域を未来の子供達に残し、これからも両毛地域に携わる人達が愛してやまない地域であることを望みます。それは、私達の先輩達がしてきてくれたことであり、今度は、私達が未来の子供達のために行動していくべきです。
そのためにも両毛地域青年会議所協議会は、両毛地域に対する郷土愛の醸成を図っていく必要があると考えます。この地域に携わる人達に地域の魅力を認識してもらい、両毛地域に対する愛情が芽生えさせることで、地域に対する郷土愛は大きくなっていきます。地域の力は、地域に対する郷土愛の大きさに比例します。両毛地域を愛する人を増やすことで、両毛地域が未来永劫輝く地域となっていきます。

 

<地域に対する郷土愛を醸成するために>
では、両毛地域に対する郷土愛を醸成するために何が必要でしょうか。
まずは、日々の暮らしの中で地域という視点を持つことだと思います。私達は、普段、自分の生活圏を自治体という枠でしか捉える機会がありません。そのため、自分の住むまちと隣のまちを比較し、不足している部分に対し不満を抱く人も少なくありません。
しかし、両毛地域では、ちょっと移動するだけで自分が求めているものが手に入ります。実際に、日々の生活では地域を意識せずに近隣のまちに買い物や遊びに出掛けています。80万人を超える一大生活圏にはたくさんの魅力あるものが存在し、その中には、大都市では決して手に入れられない様なものも含まれています。普段の生活における視点を地域に拡げることで、自分の暮らす地域に対する考え方が大きく変化し、愛着や誇りが生まれることとなります。その変化に向けて、この地域に携わる人達に両毛地域としての枠組みと両毛地域の魅力を実感してもらうことが必要だと考えます。

 

<地域に対する郷土愛をより増幅するために>
これまで両毛地域青年会議所協議会では、46年間に渡り、交流を行ってきました。その交流から多くの新しい人間関係が構築され、そこから更に新しい人間関係が構築されてきました。交流によって生まれた新しい価値観、多くの気付きや発見は、会員の活動に活かされ、かつて「両毛族」を生んできました。
人と人が出会い、同じ生活圏だからこそできる話をきっかけに時間を共有し、それぞれの想いや考え方を分かち合っていく。これは両毛地域青年会議所協議会が長きにわたり繋いできた伝統です。
この伝統を青年会議所の会員だけの利益にすることなく、両毛地域に携わる人達に拡げ、青年会議所の会員以外にも両毛を愛する両毛族が生まれたら、この両毛地域に対する郷土愛はさらに拡がっていくと思います。私達の持つ交流を会員から枠を拡げ、家族や職場など会員の持つコミュニティから拡大していくことで、交流は大きくなっていき、この両毛地域全体を埋め尽くす交流へとなっていくのではないでしょうか。

 

<両毛地域青年会議所協議会が託された担い>
民間有識者が組織する日本創生会議において、2040年に消滅する自治体が発表され、各自治体に衝撃を与えました。それぞれのまちは、この時代を生き残るために各自のまちづくりを一生懸命行っています。しかし、近隣同士のまちで争うのではなく、お互い切磋琢磨し、補い合い、地域として輝き続けることこそが未来の子供達のためにできることではないでしょうか。
両毛地域は、各自治体の集合体であり、各自治体があって地域があります。各自治体の力を集約しながら、各自治体の力を高めることが両毛地域青年会議所協議会の役割です。この両毛地域が未来も輝き続ける地域であるために、両毛地域青年会議所協議会は、新しい魅力と交流を生み出し、各自治体の力を最大限発揮できるように活動してまいります。

 

<基本理念>
交流の輪が拡げる地域の郷土愛!この魅力あふれる両毛を未来の子供達へ!

 

<事業計画>
両毛地域の枠組みと魅力を伝えるまちづくり事業の開催
会員を超えたコミュニティの交流事業(合同例会)の実施
両毛地域青年会議所協議会の担いを伝える全体会議の開催